2011年6月21日火曜日

[P.47]Part 2: Lesson 2 Optional Reading 私たちが外来種のペットを飼うべきでない3つの理由

 野生動物は長生きするのは難しいもの。動物をペットとして飼うということは、自分の支配のもとにおくということです。あなたは、ペットにきちんと餌を与え、居心地のよい環境を保ってあげなければなりません。栄養失調や、不適切な照明、適度でない温度などの理由から早死にしてしまう動物たちは、事実上飼い主に殺されているようなものです。不運なことに、ペットとして飼われる野生動物は犬や猫よりもそのような運命をたどる傾向があります。私たちは彼らにとって一番良い状態を知らないだけなのです。
 もうひとつ、私たちが心配しなければならないのは、動物と人間の間で感染する伝染病です。犬や猫、その他の飼い慣らされた動物に関しては、病気の進行を防ぐ方法を私たちはよく知っています。しかしながら野生動物は、あまり知られないウイルスやバクテリアを人間社会に持ち込むのです。アライグマやプレーリードッグ、蛇、そしてトカゲなどの珍しい動物が死にいたる病気を人間にもたらすということも起こりかねません。もちろん健康診断をすることもできます、しかし、全てのペットショップに獣医がいますか?
 更に、野生動物を管理することは容易いことではありません。猫や犬の行動は完全に研究されていて、文書で十分に裏付けられています。にもかかわらず、猫や犬の飼い主の多くはコンパニオン・アニマル(人間の伴侶としてのペット)を適切に扱うことができないのです。となれば、野生の状態での生態がよく知られていない野生動物をペットとして飼っている人たちが、どうしてこれらの動物を適切に扱うことが出来るでしょうか?成長したサル、リス、アライグマは、犬や猫といった動物に比べて手なずけるのが難しくなることが知られています。犬や猫たちが、おそらくは何万年という年月を掛けて、人間と共生できるように少しずつ品種改良されてきたことは疑う余地がありません。ある意味、彼らにとっては人間と共存することは今や当たり前なこととなっています。ですが、野生動物に関しては事情が違います。
 それでは、私たちにとって世話もしきれず本来は危険ですらあり、調和しがたい生物と共存していくことの意味とは何でしょうか?野生動物は私たち人間にとって、気軽に見る事の出来る写真や人形なのではありません。彼らは血の通った生き物なのです。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1345295383
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1445315889

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