2011年4月12日火曜日

[PP.30-34]Part 2: Lesson 1 あなたの知能はどんな点がすぐれていますか?

[PP.30-31]
1
 今までにあなたはあなた自身に「彼(彼女)は自分よりも頭がいい。どうして自分は頭がよくないのか?」こんなふうに言ったことはないだろうか。時々、そう思うのは自然なことかもしれない、けれども「頭がいい」というのはどういうことなのだろうか。あなたは、知能について話すかもしれない。じゃあ、正確には知能とは何なのか。
 ”intelligence”の単語を英語の辞書で引いてごらん。あなたはこのような定義を見つけるだろう-考える能力、理解力、そして物事を考えること。「科学者たちは、1人の頭の良さがどのくらいあるのかを測定する方法を長い時を経て探し続けている」
 IQテストは、人の知能を測定するために開発された、そして彼らは今もなお使っている。ある一人の人がテストを受け、そしてたったひとつのIQスコアが与えられる。このスコアは彼の又は彼女の順位を示している。一般人のIQスコアは90から110の中間でである。だが、アルバート・アインシュタインはIQが160以上あったと言われている。

[PP.31-32]
2
 しかしながら、今日の多くの優れた心理学者たちは、この見方は単純すぎると信じている。彼らは、知能はもっと複雑であると言う。アメリカの心理学者ロバート・スタンバーグは3つのタイプの知能について語っている。分析的知能は情報を処理して問題を解決するのに重要である。このタイプの知能を持った人たちは「スクール・スマート」と呼ばれている。実践的知能は、人々が環境に適応することを可能にする。この種の知能を持った人たちは「ストリートスマート」である。最後に、創造的知能とは、新しいものを作ったり、おもしろいアイデアを思いついたりできるよう、人を想像力豊かにするものである。
 このように、IQの理論とは異なり、スタンバーグは3つの因子を用いて知能を測る。あなたの知能はその3つ全部がバランスよく混ざり合っているかも知れないし、1つないし2つの因子が特にすぐれているかもしれない。誰もが個性的でこれらの異なる種類の知能の全てに価値がある。

[PP.32-33]
3
 別のアメリカ人心理学者のハワード・ガードナーは、知能についてさらに多くの因子を導入する。彼の多重知能理論では人々は8種類の「知能」を持っている。
 ガードナーは、従来のIQ理論は言葉や数字を処理する知能に重点を置きすぎ、それらと全く同じように重要な他の知能を軽視していると考えている。例えば、運動選手やダンサーの人たちは身体能力が有るし、建築家や塗装工(画家?)は視覚能力がある事は明らかである。一部の人たちはこの8個の知能全てを高いレベルを保持している。
 だから、たとえ数学、理科やスポーツが得意でなくても、心配することはない。もしかしたら小説家や音楽家、芸術家としての才能があるかもしれない。人それぞれに得意なことがあるものだ。君がしなければならないのは君が得意としていものが何にあるのか見つけ、それを延ばすことなのだ。確かに、学校での勉強に対してベストを尽くすのは大切だ。しかし”成績優秀”だけが成功や幸せになる方法ではないのである。

[PP.33-34]
4
 面白いことに、スタンバーグは知能指数の低い子供とされ、そのことに対して不満だったからこそ彼の理論を打ち立てたのである。彼は既存のIQ理論は公正でないものと強く信じ、それを証明する世界的に有名な心理学者となった。アインシュタインもまた、学校では成績が良くなかったが、それでも相対性理論を発見したではないか!

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1253119357
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http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1154471436
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